設計者のためのカムレバー解説

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カムレバーとは

カムレバーとは、工具を使用せず、レバーを倒す・起こすの上下動作でねじを締めつけたりゆるめたりするための機械要素部品です。
レバーを倒すだけのワンアクションでねじの締めつけができるため、作業を簡素化できます。
またレバーが倒れていることで締めつけの完了が確認できるため、作業終了の確認が容易になります。

カムレバーの構造

①レバーを倒すと、カムの力でコンタクトプレートを被締結部材に押しつけることで、ねじを締めつけます。
②レバーを起こすと、被締結部材の締めつけが解放されます。

レバーを回してねじを効率的に締めつけたり、ゆるめたりすることができるクランプレバーもあります。

カムレバーを使用するメリット

作業時間短縮

ワンアクションで、すばやく簡単にねじの締めつけができます。
ねじの締めつけ・解放の頻度が多い箇所に使用することで、作業時間を短縮できます。

工具レス

レバーの上下動作のみでねじの締めつけ・解放ができます。スパナやレンチなどの工具は必要ありません。

締めつけ忘れ防止

レバーの位置により、締めつけの完了が一目でわかります。締めつけ忘れの防止に効果的です。

カムレバーの使用例

電気スタンド

角度の調整・保持に

チューブポンプ

チューブの固定・メンテナンス時の取りはずしに

カムレバーの種類と特長

NBKのカムレバーは、一般的なカムレバーに加えて、次の特長があります。

高い耐久性

NBKのカムレバーは、レバー部とピンの耐久性を高めています。
レバー部とピンを完全に固定し、レバーの操作時はピンとねじ部が回転する構造になっています。このため、レバー部とピンの接触面、特にレバー部(亜鉛ダイカスト製)の摩耗がなく、くり返しの使用でもガタつきの発生はありません。

2種類の締めつけタイプ

調整タイプ

コンタクトプレートの厚さを調整ねじで変えることで、締めつけが調整できます。
レバーを任意の向きに立てた状態で、調整ねじで締めつけを調整できるため、レバーが倒れる向きを一定にすることができます。

おねじ

LWAM(ねじ部:スティール製)
LWAMS(ねじ部:ステンレス製)
LWAMS-NI(レバー・ねじ部:ステンレス製)
LWAMS-ANI(オールステンレス製)

めねじ

LWAF(ねじ部:スティール製)
LWAFS(ねじ部:ステンレス製)
LWAFS-NI(レバー・ねじ部:ステンレス製)
LWAFS-ANI(オールステンレス製)

固定タイプ

コンタクトプレートに調整ねじがないタイプで、部品点数が少なく調整タイプと比べて安価です。
締めつけの調整は、レバーを回してねじ込み量を調整して行うため、レバーが倒れる方向は変わります。レバーをどの方向へも倒すことができる場合にご使用できます。
または、ナットと組み合わせて使用する場合は、ナットのねじ込み量で締めつけを調整できるため、レバーが倒れる向きを任意の向きに設定して締めつけを行うことができます。

おねじ

LWBM(ねじ部:スティール製)
LWBMS(ねじ部:ステンレス製)
LWBMS-NI(レバー・ねじ部:ステンレス製)
LWBMS-ANI(オールステンレス製)

めねじ

LWBF(ねじ部:スティール製)
LWBFS(ねじ部:ステンレス製)
LWBFS-NI(レバー・ねじ部:ステンレス製)
LWBFS-ANI(オールステンレス製)

カラーバリエーション

レバー部に4色のカラーバリエーションを標準化。色による操作手順の明確化や、操作の注意喚起に有効です。
オレンジ・レッドは誘目性が高く操作箇所の明確化に適しています。
つや消し黒・シルバーグレーは機械・装置の外観と調和する落ち着いた色合いです。

材質の種類

レバー部は亜鉛ダイカスト製およびステンレス製、ねじ部はスティール製およびステンレス製から選択できます。また、コンタクトプレートを含むすべての部品にステンレスを使用したオールステンレス製のカムレバーも標準化しています。

追加工サービス

レーザ刻印

カムレバーに各種マーク・文字をレーザ刻印します。OPEN、CLOSE、矢印などの刻印により、NBK商品をもっと機能的に使いやすくするサービスです。

さらに詳しく >

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